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DQB 2枚扉部屋の説明(おまけつき)

RTAでよく使うテクニック解説


<2枚扉部屋(コスト部屋)>

・ビルダーズでの部屋の認識について

このゲームにおいて部屋と認識する条件は壁2段で囲んだ空間と
同じ高さのドア(出入口)になります。
床にブロックがあるかどうかは部屋の条件として必須ではありません。
極端な例ですが、空中に四角い2段の枠を作り
「(出入口として)ドア・あかり・ベッド」を設置して、
ベッドをクリックすれば吸い込まれるように寝ることができます。
逆に部屋の床がドアの下段より高くても特別部屋としての機能を損なうことはありません。
ただしこのゲームは一つの部屋の大きさに上限があるので極端な大部屋の作成はできません。

・部屋のコスト計算
上記の説明の通り部屋としての認識はあくまでドアにあわせた高さ2段のブロックです。
ですが部屋に設置しているものとしてカウントされるのは
ドアの高さである壁2段ブロックと、
通常は床として利用するドアの下1ブロック分です。
床に当たる部分は床ブロックでなければいけないということはなく
基本的にブロックを含めた家具アイテムが、部屋コストの対象になります。
(コスト0を除く)
極端な例ですがまたまた空中部屋を作成し、
床に当たる部分にアイテムを設置してもコストは増えます。



以上が基本的なビルダーズでの部屋の認識の説明になります。


・2枚扉部屋の作成方法
先ほど説明した部屋のつくり方の応用になります。

「部屋に必要なのは壁2段とドア」
「床に当たる場所はブロックに限らずコストとして計算される」

これを理解すれば2枚扉部屋の原理はほぼ呑み込めると思います。
高さ4段のブロックを積んで上下に連結するようにドアを置いてみましょう。
この時上のドアにとっては床である部分が下のドアにとっては壁の一番上の扱いとなります。
その床と壁の判定が重なった位置にコスト用の家具を設置します。
そうすることで1つ置いただけの家具が上の部屋でも下の部屋でも個別に認識されて
合計2回コストの判定をされる状態になります。


そしてRTAとしてこの技術を使う場合に追加で使う要素が

「床がドア下段より高い位置でも部屋の認識としては問題がない」です。

RTAでは部屋を作るのに4段も壁を積むようなことはしません。
床から3段の壁で済ませてしまいましょう。
ドアを置く位置の床を1段分掘り下げます。
このときドアを置く分だけ床を開けて設置しても、ドアを開けることができなくなります。
ドアの前後もあわせて掘り下げましょう。
一段掘り下げたことによって上の部屋にとっての床、下の部屋にとっての最上段へ
アイテムを設置しやすい状態になります。
この時気を付けるのは先ほど説明した通りあくまで床と同じ高さに設置したものが
2回コストの判定を受けるだけ ということです。
床から2段目に設置した場合は上の部屋でのコストしか計算されません。
なので床ないしは1段目の壁へコストになるアイテムを優先的に設置しましょう。





RTAにおいては設置する箇所も重要な場合が多々あります
リムルダールではできるだけ壁たいまつのために壁際を開ける
マイラではコスト家具はお湯の中に設置しない等の少しの気遣いが必要になります。

ビルダーズを理解して楽しいRTAを!

おまけ

リムルダールの2枚扉部屋などで起こす認識不良について
RTA中リムルダールやマイラで3枚扉の部屋を作成することがあります。
基本的には順番通り作成していけば2枚扉部屋として認識されるのですが
カベブロックを壊されてしまったなどで部屋の認識が壊れてしまうことがあります。
その際修復すれば大体の場合はもともとの通り2枚扉の部屋として
また機能するようになるのですが、時々それが失敗してしまうことがあるのです。


原因は2枚連結したとびらのちょうど間に当たる位置に存在するとびら。
普段このとびらは2枚扉部屋ではカベとして扱われています。
ですがとびらをカベとして認識できるということは連結しているとびらの方も
またカベとして認識される可能性があるということです。

普段乗っている場所に立つだけだと一見何も変わっていないように見えますが


上のとびらの認識を確認してみるとこの通り。 部屋の認識がされていません。

このせいでRTA中になぜか「コストが足りない!?」という状態に陥ることがあります。

どちらのとびらが優先されるかのデータには検証不足感があるので割愛させていただき、
この状態になってしまった場合の直し方の説明へ移らせていただきます。

連結しているとびらの上段を壊します。

こうすることによって真ん中のとびらに対するカベが足りなくなり
下段のとびら部分しか部屋として機能しない状態になります。

この状態で上段のとびらを戻してみましょう。




2枚扉部屋としての機能が戻ります。
壊すとびらは下段のものでも構いません。

ただしあまり早くつけはずしを行うと再判定を起こせなくなるので
壊れたのを確認して、上下どちらかのとびらで部屋が再認識されてから
付け直すようにしてください。


※この画像は意図的に認識不良を起こすよう調整した部屋です。
 実際に起こる状況とは多少異なる可能性があります。

2018/07/29 おまけの追加

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